宇宙放射線影響解析を促進する多様な生物試料への高精度マイクロビーム照射技術の開発- 公募研究 2018-2019

  1. A01 小椋
  2. A01 高橋(秀)
  3. A01 高橋(智)
  4. A01 道上
  5. A01 檜井
  6. A01 湊元
  7. A01 二川
  8. A01 茶谷
  9. A01 川上
  10. A01 秋山
  11. A01 冨田
  1. A02 篠原
  2. A02 三枝
  3. A02 前川
  4. A02 安部
  5. A02 大神
  6. A02 河野
  7. A02 高野
  1. A03 鈴木
  2. A03 中村
  3. A03 原田
  4. A03 小林
  5. A03 宮本
  6. A03 舟山
  7. A03 柿沼
  1. B01 ラザルス
  2. B01 加藤
  3. B01 國枝
  4. B01 北宅
  5. B01 沢野
研究課題名 宇宙放射線影響解析を促進する多様な生物試料への高精度マイクロビーム照射技術の開発
研究代表者
舟山 知夫
  • 舟山 知夫
    量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所・上席研究員
    Website
    http://
連携研究者
  • 鈴木 芳代
    量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所・主幹研究員

宇宙滞在ミッションにおける人の宇宙滞在期間は、今後、月面や火星の探査計画が実現に向かうことで、より長期化していく。宇宙放射線被曝は、この長期に及ぶ宇宙滞在において憂慮すべきリスク要因であるため、その正確な影響評価を行うことは、人類の宇宙進出のもつ経済性・革新性と、それに携わる個人が被る健康リスクのトレードオフの観点において極めて重要である。 

宇宙放射線は、地上の環境放射線被曝とは異なり、地球の大気や磁気で捕捉される高LET粒子線を含む。このうち、銀河放射線に含まれる高LET重イオンは、高い生物効果を示す。
しかし、高LET重イオンが示す、飛跡に沿った集中的で不均一な細胞試料へのエネルギー付与がその影響評価を行ううえで障害となる。この細胞試料への不均一なエネルギー付与を解消し、試料に含まれる細胞一つ一つに同じ数のイオンを照射するためには、重イオンマイクロビーム細胞照射技術が必要となる。

重イオンマイクロビーム細胞照射技術は、重イオンビームを細胞よりも細く絞り、このビームを用いて細胞一つ一つを狙って照射する技術である。本研究計画では、量子科学技術研究開発機構・高崎量子応用研究所・イオン照射研究施設の集束式重イオンマイクロビーム形成装置を用い、細胞一つ一つを精密に狙って照射し、その照射効果を解析する技術を確立する。

研究では、集束式重イオンマイクロビームで細胞や小型生物個体をハイスループットで照射できる技術を確立することを目的に、先行する別研究で確立したテーラーメード照射容器製作技術を応用した高速な照射プロセスを最大限に活かすことができる照射試料調製技術の開発と、目的試料への正確かつ高速な照準を実現する自動照準ソフトウェアの開発を行うことで、高精度マイクロビーム照射を用いた高LET重イオン生物照射効果解析研究の促進を実現する。